あなたが国道227号を江差方面に向けて走っているとしましょう。字鶉の信号交差点を過ぎてすぐ、国道は左にカーブしながらゆるい上り坂となり、上りきるとまもなく左手には「おかめ落とし」が見えてきます。その後、「ホイド穴」を右手に見ながら右カーブを描いたあと、国道はしばらく直線が続きます。
でもこの部分、昔は直線じゃなかったんです。それがよく分かるように、現在の地図と国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」からダウンロードした昭和23年(1948)米軍撮影の空中写真を重ねてみましょう。(重ねるにあたって画像の回転など若干の調整をしてあります。また表示にはiOS用地形図閲覧アプリ『FieldAccess2』を使用しました)
それを見ると、昔の道路はホイド穴の手前辺りから左にふくらみ、「鷹落とし」の辺りで現在の国道と交差して、そこから今度は右にふくらんだ後再び現在の国道と重なって行くのが分かります。昔の道路はS字だったんですね。そして今現在もその痕跡を見ることができます。
それでは見てみましょう。
鷹落としの碑の近くから進行方向に向かって右前方(つまり昔の道路で右にふくらんだ部分)を見ると、町内業者さんの砂利置き場となっている区画があります。またその位置から真後ろ(つまり昔の道路で左にふくらんだ部分)を見ると、その区画は現在地元農家さんの畑と倉庫になっています。
昔の道路の名残を感じることのできるこの辺りのことを「鷹落としのS字(Hawk Drop "S")地帯」、
その頭文字をとって「HDSゾーン」と個人的に名づけました。賛同者を募集しています。
あなたの近くにも道路脇のふくらんだ区画があったなら、一度昔の空中写真を覗いてみてください。そうだったのか!と思える新しい発見ができるかもしれませんよ。
「地図・空中写真閲覧サービス」から昔の空中写真をダウンロードでき、出展を明示することで利用できる。