今から約260年前の宝暦年間(1751〜1764)には、厚沢部町周辺に多くの鷹が生息していたと言われています。

鷹羽は、蝦夷地の特産品として知られており、近世以前にも松前(蠣崎)家は豊臣秀吉に鷹羽の献上を行っていました。松前藩藩主資広の頃は、蝦夷地の全域に390箇所の鷹場が設けられたとされています。

松前藩の鷹場の一つがこの付近にあったとされ、昔から村人に「鷹落とし」という呼び名で親しまれています。

(文化遺産を活かした「素敵な過疎のまちづくり」推進協議会,2015『厚沢部町文化遺産マップ』より)