鶉地区

・期日:2017年1月26日(木)18時00分〜20時30分

・場所:鶉地区多目的研修センター

・出席議員:鈴木祥司、佐々木宏、浜塚久好、高田一弥、松村松雄、中山俊勝、只野勲、山崎孝 (敬称略。以下同)

・欠席議員:加藤古志男、下川部洋伸

資料:H28年度議会報告会資料_表と裏H28年度議会報告会資料_総務文教H28年度議会報告会資料_産業厚生 

《上記資料に基づく活動報告の後におこなわれた、質疑応答部分を以下に掲載する。》

山崎議員
どんな意見でも結構です。報告の内容でもそれ以外の内容でも、議会を通して町に届けます。


素敵な過疎づくりの取り組みについて

質問
今いる住民が安心して住める街でないと移住の呼び込みは難しい。高齢者サポートについては報告に書かれていないがその取り組みはどうなっているか。

鈴木議長
檜山管内のある町の町長から言われた。「その町に住んでいるとなかなかその町の良さがわからない」「厚沢部町は福祉に関しては檜山でナンバーワンですよ」と。
高齢者生活のサポートについても厚沢部では13種類やっている。町長が言うには給食センターもできるので給食サービスも充実すると。
渋田町長が就任した10年前は特養は30人の入居者だった。それでは足りないという事で地域密着型特養29床、有料老人ホームのゆいま~る厚沢部が20床、グループホーム巴と同じ系列でデイサービスが9人。人口4100人切っている中で高齢者への配慮の充足率では檜山管内一。厚沢部町はかなりやっている町だと思っている。

佐々木議員
13のサービスという事で4千万近くの事をやっている。また免許を返したあとの足として移送サービスを社会福祉協議会でやっている。返納者が増えてくる実態が目に見えているので拡充が必要と感じている。

質問
福祉充実はよく知っているのだが、老々介護が多くどういう福祉を使えるのかを知らないお年寄り夫婦がけっこういる。各地区の民生委員を活用してそういった情報を流せるような状況を作っていって欲しい。保健師は受け持ち人数も多く回るのも大変で負担が多い。その方が高齢者も安心して生活していけるのでは。

鈴木議長
行き届いていない方もいるかと思う。町に保健師や民生委員に話してもらうように、議会としても提言していきたい。

 

地域おこし協力隊について

質問
募集してもなかなか人が集まらない現状あるかと思う。隣の北斗市では独自に上乗せした給料を払うという条件で募集をして2名の男性が採用された。経歴を見ても優秀そうな方。条件が良く、こういうことをしてもらいたいというはっきりした募集を出すことでしか良い人材は来ないと思う。議員の皆さんもぜひ戦略的に目を配っていただきたい。
夏場の免許合宿の元気な若者たちの中に農作業や厚沢部を楽しいと思ってくれる人材がいたら、町や素敵な過疎づくり会社が「農業後継者候補で協力隊を募集する予定があるから応募してみないか」とスカウトに行って応募してもらう流れがあってもいいのでは。

中山議員
12月定例会で地域おこし協力隊の今後の活動という事で質問した。目的をはっきりした募集をしてほしいと伝えた。お金を上乗せというのは我々の中ではまだ考えていない。各町で募集合戦をしているので目的をはっきりした上で当町も良い人材を確保すべきと思っている。

 

国保病院について

質問
メッセンジャーナースが入ったことで各自の意識が高まって接遇の面では改善がみられてきたと思う。しかし現実としてスタッフがすくないのに患者の人数が増えていてスタッフが精神的にも疲れている。今後、スタッフは毎年定年者が出る。今の規模で病院を続けていけるのか。将来的に診療所にするのか。余っている病床をどうしていくのか。

高田議員
昨年のこの場で「現場の意見を聞いてもらいたい」という意見があったので見させていただいた。看護師が減っているが単純に募集してもなかなか来ない。募集の仕方をどうにかしなければという話はしている。先日の経営改革の話の中では診療所という形には当面はしないという答えを出した。まずは看護師を増やしたい。

質問
病院の見学でどう感じたかを聞きたい。

高田議員
色んな所で聞いたことと比べて看護師の皆さんが患者さんに対しても外から来た我々に対しても気を使ってくれていると思った。皆さん大変がんばってくれているんだなと思っている。

質問
国保病院では、施設に入れなかったりで長期に入院してる方が多い。病院が負担しなければいけないお金も多い。去年も質問したがあたらしい施設の予定はないか。

鈴木議長
今のところは町として考えていないと思う。今はベッド数の問題、ベッド稼働率の問題がある。
募集しても集まらず、今いる看護師に負担がかかっていることは議員も町長も分かっている。熊石の国保病院では単身赴任の看護師の住宅を作っている。厚沢部としても考えてはと議会として提言したことはある。

山崎議員
病院については私も質問した。あり方検討委員会でいろんな検討をした。大きな赤字、民間なら倒産だよと言われた。院長を議会に呼んで議論した。町長は「町が存続する限りは病院を残す」と約束してくれた。町民が安心して暮らせるまちづくりの一つとして病院の存続は必要だと考えている。

質問
ぜひ議論の場には実際に働いている看護師や助手などスタッフもいれていただきたい。

山崎議員
議員たちは常にアンテナを立てているつもり、いつでも要望してくれれば実現できるように努力する。

 

鶉中学校敷地・農業政策について

質問
3点ほどお願いとお伺いを。
①農業政策について。転作の奨励金がいじられると組合員が痛手をこうむるので議員・町長には情報をキャッチしてもらって組合員を守ってほしい
②鶉中学校の統合後の跡地についてはどうなるか
③旧豊岡小学校のカラマツ。手入れするなり整備してほしい

鈴木議長
中学校敷地について今のところはっきりした話はない。去年の11月まちづくり座談会でも廃校の施設は貸してくれるのかを問う質問が出ていた。廃校校舎は北海道中でもなかなか有効利用できていないというのが実情と思う。

質問
新幹線駅まで30分くらい。今後企業を呼び込むなど考えてほしい。農業政策についてもよろしくお願いします。

山崎議員
危機感をもって情報を集めている。1月18日の読売新聞の記事で2018年度からコメの作付は自由になるとの方針が示された。農政省は対象外とする農地の要件を明確化、道交付金を廃止する、水田の機能がない農地などについて水田活用の直接支払い交付金の対象から除外するよう財務省から求められている、と。この先どうなるのかと大変心配している。

中山議員
農事組合で講習会をした。水稲作付については自由になるだろうと。水田活用は減った形になるのでは。小泉進次郎さんが座長をやっている規制改革の中での協議なのではっきりしない。農協改革も入っているだろうしその辺を注視してくださいとのこと。

質問
議員さん方、常にアンテナを伸ばしてそういう情報をキャッチして厚沢部の農家・農業を守ってください。

 

認定こども園について

質問
12月議会を傍聴したが理事者と議会でバトルをやっている感じを受けた。子供も減っていく中で敷地はどのくらいあればいいのか。

高田議員
最初は出来れば民間委託という話が出ていた。土地を確保する際には「このくらいあればいいよ」という事を前提に確保したが、結果的に民間という事が駄目になり、町で経営するとなった。土地の問題で運動会をするグラウンド、駐車場のスペースが足りないのではという意見が湧き上がって来て、親御さんたちと話をしたが当初の土地では難しいとなった。役場近くや赤沼の土地など何ヵ所か候補はあるがまだ結論が出ていない。

質問
やっぱり2階建てはダメなのか。

高田議員
具体的な建て方うんぬんの話はまだこれから。ただ、「あのままじゃだめだね」と議会全員が控室に戻ってそういう意見になった。実際にどういった具体的問題があるのかを担当者を呼んで聞いた。すぐには建てられなくても事業を継続するという提案をしている。

山崎議員
私も一般質問した。来年度の予算にどう組み込むかについてある課長と話をした。用地については決定でないが有力な場所としては赤沼のあっさぶ荘前の広場。

質問
町を活性化させるには若い世代がいなければ。保育費を多い人は何万も払っている。上ノ国はタダ、乙部も北斗市も安い。低いところに合わせるよう町に要望しても良いのでは。

(「賛成」の声有り)    《 記録者註:参考「厚沢部町の保育料は高いのかな?」 》

鈴木議長
保育料については段階的になっており、厚沢部は中間くらい。ただ国の基準にしたがっているので所得が高い世帯はそれなりに高くなる。実態を含めて議会としても考えていかなければいけない。
檜山管内で上ノ国は無料。医療費も高校生まで無料、給食費も無料。資金を積んでの10年間の時限立法的な政策。それがいいか悪いかは判断が分かれると思う。厚沢部町は今の財源のうち、50~60パーセントが地方交付税に頼っている。そういう全体の状況を考えながら保育料の問題について考えていきたい。

山崎議員
私は給食センター出来れば給食費をタダにと町長に言った。最終的には保育料もタダにしても良いのではないかと。子育て支援を徹底的にやって人口減少を止めたいと考えている。

中山議員
町独自でこども園建設となると6億以上の持ち出しかと。後はどれくらいの補助事業を持ってこれるか。今後の事を考えるといつまでも町財政が豊かとは言っていられない。移住者を増やしたりCCRCなどで頑張っていかねば。

質問
こども園については建てる場所と同時に中身、運営の問題がある。普段預けていなくても、急な用事や具合が悪くなったり不幸があった時に、預けることができる制度も欲しい。何かあった際に条件を付けて「こういう時は預けても良いですよ」という制度も考えてほしい

高田議員
その話は具体的にはでていない。認定こども園というのは保育所プラス幼稚園。幼稚園は冬休みあり夏休みあり、授業が午前中で終わったりと、保育料を安くできる。その仕組みをうまく利用出来る。普段預けていない子供を、という話はまだ出ていないので今後の相談と思う。可能性はある。

質問
新聞に町長が「福祉専門学校を建てたい」というような記事がでていたが、その件はどうなったか。

鈴木議長
どこまで具体的になっているかは議員としても把握していない。函館の介護専門学校でも定員割れをしている、札幌の短期講習でそれなりの資格も取れるという話も聞いている。その実現ができるかはもう少し町長の話を聞いてみなければわからない。

質問
はっきり決まっていないのに記事を出されると混乱するというか、期待する部分もあれば不安に思う部分もある。資格が他で取れるのであれば、なおさら厚沢部で働きたいと思う環境にしていかなければ町の福祉は充実していかない。そういう視点から考えていってもらいたい。

鈴木議長
道新の記者も読者ニーズを考えて書いたのでは。町長もそういう話を簡単に言う場合もあるし、思慮深く考えている場合もある。その件について議会に対しての明確な説明はないので分からない。

質問
議員でもわからないことを新聞に載せていいのか、と思う。何でも言っていい訳ではないし、町長にはもう少し立場を考えて町民の理解を得るように気をつけてもらいたい。

 

議会の情報公開について

質問
昨年の報告会で、議会会議録のインターネット公開について要望した。この場では色よい返事を頂けなかったが、その後皆さんで検討していただき今年度から議会ホームページに会議録公開が始まった。改めてありがとうございました。ますます議会の情報公開が進んでいって欲しいと個人的に思う。
こういうことがあった。6月議会を傍聴に行ったとき、質疑の中で中山議員が当路橋の工事について質問をし、建設水道課長が「今年度は長い通行止めはない。あっても一日二日」と答えていたが実際の通行止め時期になると約10日間の通行止めと。後日建設水道課で聞くと、担当係長に「一日二日ってどこで出た話ですか?」と聞かれた。担当係長が課長の答弁内容を知らなかった。
現在、傍聴に行かなかった町民や職員が議会の内容を知るには、何か月後かにでる会議録を読むか、傍聴に行った人に噂で聞くしかない。これは無駄が多いと思う。せたな町では何年も前から議会映像と音声の生中継を役場庁舎内のモニターで流している。支所でも同様にみられる。後日インターネットでも見ることができる。厚沢部の場合、議会事務局の人数も少ないので、録画や中継は大変かもしれないが、今のシステムでも音声の庁舎内放送なら町の協力が得られればすぐにでもできるのでは。ぜひ検討してほしい。

鈴木議長
庁舎内放送をしているのは江差町とせたな町。江差町は昔インターネット中継をしていたが数年前からやめた。やはりそれなりに経費が掛かるという理由だと。今金町はDVDを貸し出している。ただ町民で借りに来る人はこの数年いない。昨年言われて、我々会議録は出しました。次は音声もやりなさいと。
今の状況でも課長の部下も会議録を見れば大体わかる。一日二日と言う話は確かに課長もしていたが、確定していたわけではない。そこは大きく問題にするところではないと思う。

質問
そこは問題にしていない。会議録が出るのには3~4ヶ月かかるそのタイムラグを問題にしている。議会の内容を職員が耳にできる目にできる。その方が絶対に町民にとって良いと思わないか?

鈴木議長
その係長が庁舎内にいればいいが、特に建設水道課では庁舎外にいることも多い。今の話であれば、議会に出た課長から部下に「こういう話をした」「こういった質問があった」と言っていれば問題なかった。館内放送で音声だけを流すというのは個人的にはどんなものかと。

質問
映像なら良いのか?

鈴木議長
映像であれば、江差とせたなは庁舎内で映像含めてやっているので、それであればある程度。耳だけというのはどうかな、と。インターネット中継ははっきり言って今の段階では考えていない。出来るものなら映像中継はできるかな、と。庁舎内だけ。ただそれは庁舎内という事はほとんど見るのは職員だけになる。

質問
ええ、職員が見た方が良いと思うのです。

鈴木議長
職員で見るだけの必要性がどれだけあるか。

質問
絶対ありますよ。

鈴木議長
あなたはそう思うかもしれないが、町長含め理事者側と、あるいは職員側と話をしたいと私は思う。

質問
職員にアンケートを取ってみればいいのではないでしょうか。去年の会議録の公開についてもそうでしたが、やらない理由を述べられることが議長の場合多い。ぜひ町民のため、町のため、前向きにどうやったら実現できるかというのを考えてほしい。音声だけならたいして機材代がかからず今でもできるんじゃないかなと思い、今回提案させていただいた。ぜひ検討をお願いします。

山崎議員
議長、検討するという事で。

 

バス代の援助について

質問
加藤議員から高校に通うバス代の援助をできないかという話が合ったと思う。バス代が結構高い。何か援助できないか。

鈴木議長
加藤議員が一般質問でした内容。事例として挙げたのが上ノ国高。町側の答弁では他町では事例はないと。地域内、江差高校に限定するのもどうかと。町としてもどれだけ実現できるか優先順位をつけてやって行かなければならない。こういう話が出たことはそれなりに理事者側に伝えていく。

 

牧場について

質問
当路と美和の牧場の事で。経緯と現状はどうなっているのか。今後どうするのかを聞きたい。

鈴木議長
馬事振興会と牧場を使う人と町の三者で話し合ったとは聞いている。当路の牧場のうち一部を牧草にしたいという話はあった。今、美和がどうなっているかははっきりと分からない。

山崎議員
春に雪が融けたらなったら現地視察を。

高田議員
調査します。

(2017.01.31 記録者:藤岡俊吾