電気街であり、何かとマニアックなモノが揃う秋葉原、老舗の多い神田、大きなビルが整然と並ぶオフィス街の大手町。まったく異なる表情を見せる3つのエリアだが、実は距離的にはそれほど離れていない。秋葉原で買い物のあと神田の老舗で甘味。はたまた神田の老舗で購入した手みやげを持って大手町へ商談に、なんてことも楽々できてしまう。 江戸城に近く、昔から栄えていた地域でもあり、お濠に架かる古い橋、モダンな装飾の施された大正・昭和初期のビルなど、歴史を語る建築物も多い。古い寺社も多く、特に“江戸総鎮守”である神田明神の存在は大きい。神田明神では江戸で初めて国学の教場が開かれたり、境内に江戸千家の庵が造られ、京都のお茶文化が江戸市内に普及したり。そんな江戸文化の発祥地である神田は、戦災で焼け残った地域もあり、散在する古い民家や老舗の飲食店などが、昔ながらの江戸・東京の姿をとどめている。 また、神田・大手町エリアには、神田川、日本橋川が流れている。かつては水運の要として江戸の物流を担った川だが、開発とともに汚染が進み、河岸の建物は川面に背を向けて建っていた。近年、水質浄化の機運が高まり、エコクルーズが行われたり、河岸にテラスを出したりレストランができるなど、“川の街”復権の動きにも注目だ。 参照元:http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/1522/Default.aspx
千代田まちブック/秋葉原・神田・大手町エリア
双葉高等女学校