京王線多磨霊園駅から東郷寺通りを南側へ、府中崖線の途中にある東郷寺(府中市清水が丘)は、かの東郷平八郎元帥海軍大将の別荘地だった土地に1940(昭和15)年建立されました。

荘厳な山門は、映画「羅生門」(黒澤明監督)のモデルとなったといわれ、築地本願寺や明治神宮、湯島聖堂などに携わった伊東忠太が設計したものです。
また門前の枝垂桜(しだれざくら)は、近隣のソメイヨシノより時期が早く、3月の後半には満開になり、近隣の人たちを癒してくれます。
さて、御朱印はご住職が丁寧に書いてくださり、とてもありがたい気持ちにさせてくれます。お寺の謂れや周辺の文化をお話ししてみるのも御朱印めぐりの愉しみの一つといえるでしょう。
広々とし、趣のある境内と府中崖線の凸凹を感じてみてはいかがでしょうか。

 

<アクセス:京王線多磨霊園駅より徒歩約7分>
最寄りの多磨霊園駅は山門をイメージしたデザインとなっており、
東郷寺が近隣の建築物にも影響を与えていることがわかります。
東郷平八郎自身も多磨霊園に眠っていますので、時間が許せば一
緒に訪れてみるのもいいかもしれません。

※多磨霊園駅から多磨霊園まではかなり距離がありますので、バス
か、西武多摩川線白糸台駅から隣の多磨駅まで電車で行くことを
おススメします。

by 東京地図研究社