JR南武線が府中本町を立川方面に出発すると、左に急カーブします、直線に入り分倍河原駅の手前まで右手に続く崖線の上は高安寺の敷地です。
高安寺の前身は、平安時代にこの地に創建され、源義経が兄頼朝の怒りを受け武蔵坊弁慶とともに立ち寄り、赦免祈願のため大般若経を写経した地ともされています(その際に利用したとされる弁慶硯の井戸が残っています)。室町時代には数多くの武将が軍事拠点として利用しました。
現在の名前の由来は、足利尊氏が寺を再興した際に自身の旧名高氏から龍門山高安護国禅寺と命名されたことによります。府中市の中心付近でありながら、静寂さが漂う癒しのスポットでありながら、建造物の歴史と豪快さを感じられます。
御朱印帳片手に、府中崖線の縁に建つ地形的特徴を感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

アクセス>
京王線・JR南武線分倍河原駅より徒歩7分

by 東京地図研究社