駅に行く途中ハワイアンを流して早朝から豆腐を作る店の前を通る。

仕事に行かずに海に行こうかと頭をよぎる。

海岸まで5分ほどの「マリンロード」と名付けられた商店街を抜け、鵠沼海岸駅から小田急江ノ島線に乗り仕事に向かう。

 

 

仕事を終え、夕方の駅のホームに降り潮の香りが鼻を抜けた瞬間に帰ってきたと実感する。

潮を含んだ海風がどこまで内陸に届くのかは分からない。

2駅手前の藤沢駅では実感がないので、藤沢から鵠沼海岸に向かうどこかに空気の境があるのか?

 

 

駅を出るとすぐに始まる商店街。

町の肉屋、魚屋、八百屋、豆腐屋、金物屋、サーフショップ、飲食店・・・

メインストリートとその脇道に立ち並ぶ200近いお店。何十年も営業している昔ながらのお店。

歩いていると何だかワクワクする。

 

 

鵠沼らしく道幅の狭い商店街のメインストリートは、昼間は一方通行。

季節を問わず、早朝から頻繁に行き交うのはウエットスーツ姿でサーフボードを載せて海に向かう自転車。

少し暖かくなるとビーチサンダルで歩く人が一気に増える。

 

海は見えない商店街を歩いているのに海を感じる。ここはやっぱりマリンロードなんだ。