小竹八幡神社秋祭りの10月5日に奉納される。                                この祭りはいつごろから奉納されるようになったかは詳らかではないが、南紀徳川史によると藩祖 徳川頼宜(1615~1624)公が、この踊りを感賞された。つまり江戸時代初期には、すでに奉納されていたことが知れる。さらに九代藩主 徳川治貞公が踊歌にある四恩の意味を郷民に諭した「四恩状」を下賜したことが記されている。 四恩とは天地、父母、国主、衆生の恩を言い、人間は父母に孝行し国主の法令をよく守れば自然と天地、衆生の道にかなうと領民に諭したものである。

ーー御坊の無形文化財より引用ーー