沖縄県ではその存在意義や効果がいまだに根強く信じられており、当地では丁字路や三差路が多いことから、現在でも沖縄県の各地で新しく作られた大小さまざまの石敢當を見ることが出来る。これらの地域では市中を徘徊する魔物(マジムン)は直進する性質を持つため、丁字路や三差路などの突き当りにぶつかると向かいの家に入ってしまうと信じられている。そのため、丁字路や三差路などの突き当りに石敢當を設け、魔物の侵入を防ぐ魔除けとする。魔物は石敢當に当たると砕け散るとされる。

湯川町小松原 中野家、橋本家、きのくに信金駐車場にある。