<舞妃蓮の生い立ち>

「舞妃蓮」は故阪本祐二氏(元日高高校教諭)が1966年(昭和41年)に二千年ハスと言われる大賀蓮とアメリカの黄花蓮を掛け合わせて作出した「御坊生まれの蓮」で、花茎30㎝ぐらいで、ほんのり淡いピンクの可愛い花を咲かせます。

大賀蓮                                      1951年(昭和26年)千葉市の約2000年から3000年ほど前と推定される縄文時代の遺跡から種3個が発見され、そのうちの1個だけが成長。当時、世界的な話題となりました。    発芽育成に成功させたハス博士大賀一郎氏の名に因み「大賀ハス」と命名されました。

◇黄花蓮

昭仁天皇が皇太子殿下だった頃、美智子妃殿下と共に訪米した際、日系人から蓮の種を贈られました。帰国後、この種を大賀一郎氏に託し、発芽したのが黄色いハスで、後に「王子蓮」と名付けられました。

◇舞妃蓮                                      この2つの蓮を大賀一郎氏に師事していた御坊市の阪本祐二氏が掛け合わせ作出したのが「舞妃蓮」です。1968年(昭和43年)に東宮御所に献上され、今では御所のお庭にも植えられています。開花2日目以降の開閉にねじりが入り、それがあたかも高貴な女性の舞姿を連想させることから「舞妃蓮」と名付けられました。

舞妃蓮の見ごろ                                   6月初旬から見ごろを迎えます。また、1日に数百本以上咲き乱れる6月中下旬は大変見ごたえがあります。

「大賀蓮」「舞妃蓮」蓮池                              御坊市藤田町、御坊市塩屋町、美浜町三尾                                                                    ー             ー----舞妃蓮保存会リーフレットよりーーーーー