函嶺洞門(かんれいどうもん)は、塔ノ沢・湯本の境にある鉄筋コンクリート造の落石防護用のトンネル(3)。関東大震災によって崩壊した断崖の直下に築かれ、2014年まで国道1号線が通っていたが、同年迂回路が整備され、通行禁止となった。2015年に国の重要文化財に指定された。
沿革
1931年(昭和6)9月に竣工(1)。
2014年(平成26)に迂回路が整備され、函嶺洞門は通行禁止になった(2)。
2015年(平成27)7月8日に、箱根路の近代化を象徴する施設、昭和初期の道路構造物の技術達成度を示す意向として、千歳橋、旭橋と共に、国の重要文化財に指定された(3)。
2020年(令和2)5月7日に、柱や壁面の計28ヵ所に塗料で落書きされているのを、パトロールをしていた県小田原土木センターの職員が発見した(4)。
参考資料
- 「年表」播摩晃一ほか編『図説 小田原・足柄の歴史 下巻』郷土出版社、1994、148-151頁
- アラカルト箱根駅伝「通行禁止になった箱根駅伝の名所「函嶺洞門」」読売新聞、2021年12月26日
- 文化庁>国指定文化財等データベース>国宝・重要文化財(建造物)>国道1号箱根湯本道路施設、作成・更新時期不明
- カナロコ「国重文「函嶺洞門」に落書き28カ所 箱根町の国道1号」神奈川新聞、2020年5月8日
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