ここでは、御堂池 について紹介します。

在所:應寺背後

【ポイント】

①.敬應寺建立に当って、その北側の谷を仕切って池を作ったものです。

②.この池は寺院の背後を守る掘割の役目をしてる。

③.寺院背後には、城普請に見られる深い切れ込みの取り付け道路が続く。

【関連写真】

敬応寺山門下の御堂池2013_05_13 金只​   御堂池からの裏登り口2013_05_13 金只​   街道からの敬應寺本堂に続く切れ込み
2013_05_13 金只

【補足説明】
 当時の一向宗は、寺を中心に自治領をつくった。
 寺院は一段高い場所に建立し、後ろには掘割を備え、周辺は高い石垣で囲い、山門に至る道には衆徒の民家を複雑に配置して、武士集団による襲撃に備えたもので、町全体を見ると砦のようなものであった。
 この池は、寺の背後を固めた堀の役割を果たしていた。