ここでは、石清水八幡宮 東総門 について紹介します。

在所:京都府八幡市八幡高坊

【ポイント】

①.平成20年12月2日 国の重要文化財に指定。

②.過っては鳥居であったが寛永年間から慶長年間当たりで築地塀と門に改修。

③.現総門東門は江戸前期のものと思われる。

④.この位置は石清水八幡宮の鬼門に当たることから東門は少し向きを変えて建てられている。

【関連写真】

 石清水八幡宮東総門2019_12_04 金只   標識(重要文化財江戸前期東総門)2019_12_04 金只  

【補足説明】

①.八幡市登録文化財より

 石清水八幡宮は、本殿の周囲には回廊が配置され、その外側に若宮社、若宮殿舎などの摂末社が配置されている。その外側には、築地塀が巡らされ、その東、北、西の三方に門が配置されている。

 古くはこの総門は鳥居だったようだが、西総門にあっては寛永9年(1632)に鳥居から門に改めたと伝えられるが、慶長年間(1596~1615)の古図に「門」を見ることができ、真偽は不明。

 『男山考古禄』では、東四脚門、西棟門、北四脚門として紹介されている。