ここでは、石清水八幡宮 本殿及び外殿 について紹介します。

在所:京都府八幡市八幡高坊

【ポイント】

①.貞観元年(859)、清和天皇の勅命により六宇の宝殿を建立し、順次「八幡造り」の社殿を完成させた。

②.御祭神

  中御前;第15代応神天皇[誉田別尊(ホンダワケノミコト]

  西御前;比咩大神(ヒメオオカミ)[多紀理毘賣命(タギリビメノミコト)市寸島姫命(イチキシマヒメノミコト)・多岐津比賣命(タギツヒメノミコト)

  東御前;神功皇后(ジングウコウゴウ)[息長帯比賣命(オキナガタラシヒメノミコト)

③.現有の社殿は、寛永11年(1634)、徳川三代将軍家光の修造によるもの。

④.平成28年に本社10棟と附(ツケタリ)棟札3枚が国宝に指定されました。

【関連写真】

 楼門2019_12_04 金只   本社回廊(楼門東門間)2019_12_04 金只   

 御本殿東昇殿口2019_12_04 金只   本社回廊(背面)2019_12_04 金只   

 本社回廊(西面)2019_12_04 金只      

【補足説明】

 貞観元年(859)、木工寮権充・橘良基は清和天皇の勅命により六宇の宝殿を建立し、順次「八幡造り」の社殿を完成させるに至りました。

 以来、造営14度・修理17度におよび、現在の社殿は寛永11年(1634)、徳川三代将軍家光公の修造によるものです。

 前後二棟(内殿・外殿)からなる八幡造りの社殿建築様式は希少であり、桧皮葺屋根の軒が接するところに織田信長公寄進の「黄金の樋」が架けられています。

 御本殿から幣殿、舞殿、楼門と続き、その周囲を約180mに及ぶ回廊が囲む建造物全てが丹漆塗で、御本殿を囲む瑞籬(ミズガキ)の丹間彫刻をはじめ随所に当寺の名工の極彩色彫刻が施された極めて壮麗な社殿であり、平成28年に本社10棟と附(ツケタリ)棟札3枚が国宝に指定されました。

【参考情報】

インターネット:国宝石清水八幡宮