ここでは、さいかちの木 について紹介します。

場所:出口2丁目 8-13 光善寺裏庭 

【ガイドポイント】

①.さいかちは、マメ科の落葉喬木、本州中南部、四国、九州に自生する。

②.豆果の長さ30cm余り、サポニンを含み洗濯用利尿剤に用いられる。

③.昭和49年に、大阪府指定文化財(天然記念物)に指定。

④.浄土真宗中興の祖蓮如上人と龍女伝説。

【概要説明】

①.現地案内板より

 さいかちは、マメ科の落葉喬木、本州中南部、四国、九州に自生する。茎、枝に多数の刺があり、葉は複葉、花は細かくあわい黄緑色で四弁である。豆果の長さ30cm余り、サポニンを含み洗濯用利尿剤に用いられる。花の色は通常と違ってうすい紫色であり、非常に珍しい。又、大阪府北部地域ではほとんど見ることができないものであり、昭和49年に、大阪府指定文化財(天然記念物)となった。

 この木にまつわるものとして龍女伝説がある。室町時代、浄土真宗中興の祖蓮如上人が、出口にて説法されていた時、毎晩熱心に聴聞する美女があり、深夜「私はこの付近2百米四方ばかりの深淵に住む大蛇です。上人の説法により功徳を得て昇天できることになりました。この池を上人に献上しますので、埋めたてて、御堂を建立して下さい。」といって姿を消し、やがて大池のそばのさいかちから昇天したという。

                                                                        1997年 枚方市教育委員会