ここでは、ほたに公園 について紹介します。

在所:三之宮神社下

【ポイント】

①.縄文時代の遺跡。

②.昭和27年(1952)の発掘調査で検出。

【関連写真】

 穂谷公園2012_10_11 金只​   

【補足説明】 

①.現地案内板より

 穂谷遺跡は、近畿地方では数少ない縄文時代の遺跡として早くから知られていました。穂谷川の河岸段丘に位置し、昭和27年(1952)片山長三氏らの発掘調査によって縄文時代早・前期の土器片、石器などが出土しました。

 このうち早期の押縄文土器で大甕の山形文を特徴とする土器は「穂谷式」と呼ばれ、近畿地方の縄文式土器編年体系の一型式として有名です。

 平成2年、当公園建設に先立つ発掘調査で、多数の土器や石器(石鍔(セキガク)、石匙(イシサジ)、尖頭器(セントウキ)など)が出土しました。この結果、早期の「穂谷式」土器よりも先行すると考えられる押縄文土器(山形文・楕円門(ダエンモン))や初期・中期前半の土器が出土したことから、穂谷遺跡の成立は、従来考えられた時期より若干さかのぼり、また断続的ながら縄文時代中期まで及ぶことがわかり、比較的長期にわたって狩猟・採集中心の生活が営まれていたと考えられます。                                 2004年3月 枚方市教育委員会