ここでは、三浦蘭阪関係資料 について紹介します。

在所  枚方市車塚2丁目1番1号・・・三浦家旧宅(らんぱん公園)
種別 市指定文化財 有形文化財 歴史資料
指定

平成22年04月01日、一括2,716点

所有 枚方市教育委員会

【ポイント】

①.医者であった三浦蘭阪がした資料。

②.平安時代から鎌倉時代の法隆寺文書や社家文書などの古文書を多く蒐集していることが特徴。

​【関連写真】

 

​【補足説明】

①.枚方市ホームページより

 三浦蘭阪は、医業に従事するかたわら、本草学や国学などの影響を受けてさまざまなものを蒐集しました。本資料は、著述書類、文書、書状類、彫刻、絵画類等に大別することができ、平安時代から鎌倉時代の法隆寺文書や社家文書などの古文書を多く蒐集していることを特徴とし、点数は2,716点に上ります。これらは、蘭阪の事跡を知る上で基本資料であり、三浦家伝来の一括資料としても価値があります。平成22年4月1日、有形文化財に指定。

②.平成22年2月26日 枚方市文化財保護審議会の答申書より

 三浦蘭阪(1765-1843)は、代々医師をつとめていた家に生まれ、自身も医業に従事するかたわら、当時盛んであった本草学や物産学、国学などの影響を受けて様々なものを蒐集した。

  本資料は、著述書類、文書、記録類、書状類、彫刻・書跡・絵画類に大別することができ、平安~鎌倉時代の法隆寺文書(最古は延長7年(929))や中世の大山崎の社家文書などの古文書を多く蒐集していることを特徴とする。また、古物の写生や拓本、蘭阪自身の著作、あるいは藤貞幹「集古図」など蘭阪の関心の有り様や学問的背景を知ることができる資料も多数ふくまれており、蘭阪の肖像彫刻も存在する。さらに、三浦家の土地経営に関するものや調度品など、三浦家の経歴を伝えるものも存在する。

 これらは蘭阪の事跡を知る上の基本資料であり、三浦家伝来の一括資料としても価値があり(平成18年度枚方市へ寄贈)、枚方市の江戸時代研究史上、大変貴重である。