ここでは、伊加賀低区配水池(意賀美神社旧地) について紹介します。
在所:伊加賀北町1-26
【ポイント】
①.宮山と呼ばれたこの地に意賀美神社が鎮座していた。
・開化帝(-158~-98)の御代、物部氏の遠祖伊香色男命の邸宅がこの付近に。
・その邸内にあったと伝わる淀川の鎮守としての高龗神(水神)が始まりと伝わる。
・その邸内からこの地に遷座した時期は不明だが、産土神・淀川鎮守の神となる。
・延喜式内神名帳に、小社として茨田郡五座意賀美神社で登載されている。
②.明治42年(1909)に、須加神社・日吉神社を合祀。
④.明治43年(1910)に、萬年寺跡地に遷座。
⑤.昭和8年低区配水場建設
⑥.低区配水場は平成元年に廃止され今日に至る。
【関連写真】
伊加賀低区配水池跡全景2014_05_10 金只
説明板(意賀美神社旧地)2014_05_10 金只
【補足説明】
①.現地案内板より
かって、この地は宮山と呼ばれ、意賀美神社(伊加賀村と泥町の鎮守社)が鎮座していましたが、明治42年(1909)に須賀神社(三矢村と枚方村の鎮守社)、日吉神社(岡村と岡新町村の鎮守社)と合祀され、万年寺山の須賀神社跡に遷座しました。
その後、昭和6年(1931)に上水道の建設が計画され、この宮山に岡新町浄水場(新町2丁目)からの配水を調整する低区配水場が設けられることになり、昭和8年8月16日から通水が開始されました。同年10月14日には竣工式・披露式が挙行され、夜には各戸から一人ずつと小学校4年生以上の児童150人によっえう祝賀提灯行列が行われました。
平成元年には伊加賀低区配水地は廃止されましたが、竣工当時の建物が敷地内に残っています。 2012年10月 枚方市教育委員会