ここでは、北西院と穴門 について紹介します。
税所:九頭神廃寺史跡東公園内
【ポイント】
①.2間×5間の当院最大規模の建物跡
②.政所であった可能性大
③.倉垣院との間は築地と往来用穴門。南側に出入口
【関連写真】
説明板(北西院と穴門)2013_05_13 金只
3.案内盤より北西院と穴門
案内盤より柱穴の柱痕跡
案内盤より雨落溝(SD1019B)出土の土器
【内容説明】
①.現地案内板より
北西院で検出された掘立柱建物(SB26)は2間×5間の東西棟で、寺院地内で検出された建物の中で最大規模を誇り、西門を入ってすぐに位置していることなど
から、寺院経営の中心的な建物と考えられます。
また倉垣院との間の築地(SF2)には穴門が設けられており、両院は往来が可能な構造です。これらのことから北西院は政所院と見るのが最も可能性が高いと判断できます。なお、南側の寺院地内道路に面しても出入口が設けられていました。