ここでは、古民家群(蹉跎神社周辺)について紹介します。

在所:南中振一丁目

【ポイント】

①.蹉跎地区の変遷

 6世紀:蹉跎山に聖徳太子の伝承を持つ龍光寺が開基されたことにより開かれた地区。

     その麓に集落が出来、人々の往来が始まり、街道が形成されてた。

 10世紀:菅原道真公が太宰府に下向する際に立ち寄ったことから龍光寺の敷地内に蹉跎神社が創建された。

 17世紀:大阪冬の陣で寺社共に焼失。江戸時代に入り社寺共に再建。

      こを境に現在の集落形式が形成されたと推測される。

 明治時代:神仏分離令で寺院は境外に移転。

②.この地区の特徴は、蹉跎神社を防御するように蹉跎山の西斜面に作られた山岳型集落。

 ・道路沿いは、石垣と塀に囲まれた家屋。

 ・厨子二階の家屋は殆どなし。

 ・郷士と思われる大きな屋敷が残存。

【関連写真】