ここでは、天王山極楽寺 について紹介します。

在所:京田辺市天王大岩41

【ポイント】

①.嘉暦年中(1326~1328年)に仏念和尚によって開山。

②.本堂は江戸時代に修復されたもの。

③.石造塔婆は表面上部に阿弥陀三尊の種子を表し、正中2年(1325)の年号が刻まれている。

  また昭和8年(1933)に国の重要美術文化財に指定

【関連写真】

 

【補足説明】

①.京田辺観光協会極楽寺(天王)より

 嘉暦年中(1326~1328年)に仏念和尚によって開山、寛永18(1641)年に第一代生誉上人が中興。本堂は江戸時代に修復された。

 茅葺(かやぶき)、平屋建(ひらやだて)の建物であったが老朽化のため、平成18(2006)年に新築された。

 本堂前にある石造塔婆は表面上部に阿弥陀三尊の種子を表し、正中2年(1325)の年号が刻まれている。また昭和8年(1933)に国の重要美術文化財に指定された九重石塔がある。

 ご本尊に次いで脇本尊は鎌倉時代の行快(ギョウカイ)(快慶の弟子)の作といわれている阿弥陀如来像がある。

 九重石塔 には寛正5年(1464)の造立銘が残っていることから、室町時代中期の作であることが分かっている。ただし、一番上の九つ目の石はあとから付けられたものである。 初重軸部には、月輪内に金剛界四仏(コンゴウカイシブツ)の東方の阿(ア)しゅく如来、南方の宝生(ホウショウ)如来、西方の阿弥陀如来、北方の不空成就(フクウショウジュ)如来の梵字を表している。 高さ330センチメートル、材質は花崗岩。

【参考情報】

インターネット:京田辺観光協会極楽寺(天王)