ここでは、太秦高塚古墳 について紹介します。
在所:太秦高塚町1-358
【ポイント】
①.太秦古墳群の中で唯一残存する古墳
➁.2段に築かれた円墳で、円丘部の直径37m。
【関連写真】
【補足説明】
①.現地案内板(太秦高塚古墳)より
市指定史跡第1号(平成9年11月3日指定)
太秦高塚古墳は、秦・太秦の丘陵上に所在する太秦古墳群で、唯一現存する古墳です。
平成13年(2001)の発掘調査によって、古墳の形状や保存状況がわかりました。
古墳は、全長39m、円丘部の直径37mで、高さ7mで、2段に築かれていることがわかちました。また、古墳の周りには、約7.5m、深さ2mの濠が残っていました。
北西側には、「造り出し」と呼ばれるまつりを行ったと考えられている区画が付いていたことがわかり、ここから人物・水鳥・鶏・家・盾・衣蓋などの形をした埴輪や土器が集中して見つかりました。
古墳の頂上は盛土が大きく流出して大きく変形してましたが、東側では主体部の一部が残っており、みなm側より短申(ヨロイ)・鉄鏃(ヤジリ)・鉄斧(オノ)・鐙(アブミ;バグで足をかける道具)などの副葬品の鉄器がまとまって出土しました。噴頂部の大きさから西側にも主体部があったと思われます。
古墳は、発掘調査後に盛土をして保護し、築かれた当時に近い状態に復元を行いました。
【参考情報】
Wikipedia:太秦高塚古墳群