ここでは、常夜灯 について紹介します。
在所:岡本町10-15
【観光ポイント】
①.この場所は、岡村と三矢村の境界です。
②.枚方浜は夜でも船が着き、夜通しあかりが灯された。
③.この常夜灯は、東海の危険があったため、平成25年(2013)に枚方宿地区まちづくり協議会が改修しました。
④.柱部分の刻印は以下の通り
「妙見宮」「天泰平」「駅内安全」、柱裏側には「嘉永7年甲寅年」
⑤.正面に能勢妙見の「切り竹矢筈十字」の紋がある。
※ この矢筈の紋は、渚院跡の観音寺の梵鐘の内側や野崎観音の梵鐘の内側にも見え、かくれキリシタンの信仰の対象となったとの説もある。
この枚方の地は、高山右近が治めた高槻の向かいにあることからの噂話でははるが、真偽のほどは判らない。
【関連写真】
【補足説明】
①.現地説明板より
この石燈籠は、高さ2.8mの花崗岩製で、柱には「妙見宮」「天泰平」「駅内安全」、柱裏側には「嘉永7年甲寅年(1854)」と刻まれて下おります。嘉永7年は開国の年であり、京都・大阪間の往来が増え、社会不安が高まる中、奉納した開運講の人達が天下泰平と枚方宿内の安全を、能勢妙見宮に祈願したものと思われます。 平成25年(2013)4月 枚方宿地区まちづくり協議会
②.この場所は、岡村と三矢村の境界である)です。
すぐ横を伏越(フセコシ)(下には生活用水や雨水が流れている)がある。
③.この常夜灯は、この辺りの商人で構成する能勢妙見講(信者)の人々が嘉永7年(1854)に建立したもの。
※全面に能勢妙見の切り竹矢筈(ヤハズ)十字の紋
④.枚方浜(問屋浜)は夜でも船が着き、泥町や三矢から帰る人も多く、夜通し灯りが燈されたとされる。
【参考情報】
インターネット:切り竹矢筈十字と能勢氏