ここでは、常夜灯 について紹介します。

在所:岡本町10-15

【観光ポイント】

①.この場所は、岡村と三矢村の境界です。

②.枚方浜は夜でも船が着き、夜通しあかりが灯された。

③.この常夜灯は、東海の危険があったため、平成25年(2013)に枚方宿地区まちづくり協議会が改修しました。

④.柱部分の刻印は以下の通り

   「妙見宮」「天泰平」「駅内安全」、柱裏側には「嘉永7年甲寅年」

⑤.正面に能勢妙見の「切り竹矢筈十字」の紋がある。

 ※ この矢筈の紋は、渚院跡の観音寺の梵鐘の内側や野崎観音の梵鐘の内側にも見え、かくれキリシタンの信仰の対象となったとの説もある。

   この枚方の地は、高山右近が治めた高槻の向かいにあることからの噂話でははるが、真偽のほどは判らない。

【関連写真】

  常夜灯全景2013_05_13 撮影 金只  改修前全景2012_03_13 金只

【補足説明】

①.現地説明板より

 この石燈籠は、高さ2.8mの花崗岩製で、柱には「妙見宮」「天泰平」「駅内安全」、柱裏側には「嘉永7年甲寅年(1854)」と刻まれて下おります。嘉永7年は開国の年であり、京都・大阪間の往来が増え、社会不安が高まる中、奉納した開運講の人達が天下泰平と枚方宿内の安全を、能勢妙見宮に祈願したものと思われます。                                             平成25年(2013)4月 枚方宿地区まちづくり協議会

②.この場所は、岡村と三矢村の境界である)です。

  すぐ横を伏越(フセコシ)(下には生活用水や雨水が流れている)がある。

③.この常夜灯は、この辺りの商人で構成する能勢妙見講(信者)の人々が嘉永7年(1854)に建立したもの。

 ※全面に能勢妙見の切り竹矢筈(ヤハズ)十字の紋

④.枚方浜(問屋浜)は夜でも船が着き、泥町や三矢から帰る人も多く、夜通し灯りが燈されたとされる。

【参考情報】

インターネット:切り竹矢筈十字と能勢氏