/ここでは、御殿山生涯美術学習センター について紹介します。

在所:御殿山町 10-16 

【ポイント】

①.元大阪美術学校跡地 (昭和4年~昭和21年に当地に存在) 

 ・矢野橋村が、大正13年に天王寺に開校

 ・京阪電車御殿山駅の新規開設の誘致条件

②.昭和62年、跡地に御殿山美術センターとして建設。

③.平成18年10月1日に御殿山学習美術センターに改称。

 ・美術用創作室4室あり。

 ・市内9つの学習センターのうち唯一美術センターの名称を残す。

④.陣屋跡

 ・古くは、渚城跡

 ・江戸時代は、永井伊賀守の陣屋

 ・御殿山公園は、郭跡

【関連写真】

​ 御殿山(センター全景)2012_04_05 金只  御殿山(センター表示)2012_04_05 金只  

​ 矢野橋村胸像2013_06_06 金只  大阪美術学校創立者の碑2012_04_05 金只  大阪美術学校標柱2012_04_05 金只  

【補足説明】

①.矢野橋村(ヤノ・キョウソン)は画家として創作活動の傍(カタワ)ら、新進作家の育成を目指して、天王寺に学校を創立。この学校は各種学校で美術を志す者は誰でも入学できたので生徒数が増えたようです。

 美術学校は、校舎が狭くなり、昭和4年当地に移転した。戦争が激しくなり校舎は軍に世襲されるまで当地に存在していた。

②.矢野橋村:1890-1965 大正-昭和時代の日本画家。愛媛県出身・南画家(山水画)の巨匠

18歳;画家を志し大坂へ、大坂陸軍砲兵工廠の見習い、事故で左手首を失う。

20歳;南画家 永松春洋に入門

1915年;文展入選

1921年;日本南画院創設

1928年;「暮色蒼々」 帝展特選

1961年;「錦楓」 芸術院賞

1964年;日本南画院会長

その後;日展審査員、日展参与、、

③.学校建設に当たって12万円を寄贈した岩沢金治翁(船場の扇子商)の遺徳を偲んで「橋村」が建立した徳頌(トクショウ)

【参考情報】

枚方市ホームページ:御殿山生涯学習美術センター

Wikipedia :矢野橋村

インターネッット:永井伊賀守陣屋