ここでは、旧田中家鋳物民俗資料館 について紹介します。

在所:藤阪天神町5-1

【ポイント】

①.大阪府指定有形文化財の田中家主屋と鋳物工場を利用した資料館で学芸員による説明が受けられます。

 ・田中家住宅鋳物工場    :府指定文化財 有形文化財 建造物

 ・田中家住宅母屋      :府指定文化財 有形文化財 建造物

 ・旧田中家鋳物用具と製品1式:市指定文化財 記念物 史跡

②.復元竪穴住居

③.復元鋳物工場には鋳物の歴史と技術についての展示。・・・鋳物資料は大阪府指定有形文化財

④.表屋:民具・農具類を展示・・・展示民俗資料は大阪府指定有形文化財

⑤.管理棟には体験工房と発掘資料等の展示がある。

⑥.営業:開館:10:00~16:00(ただし、入館は15:30まで)休館:月曜、祝日、12/28~1/4

 ・入館料:無料

【関連写真】

​ 入口標石2013_04_22 金只  入口由来書き2013_04_22 金只   ​

 復元竪穴式住居2013_05_21 金只​   復元竪穴式住居説明版2013_05_21 金只  

 鋳物師田中家復元図2014_10_30 金只  田中家母屋2013_05_21 金只​   田中家母屋説明板2013_05_21 金只​   

 鋳物工場・・・現在、耐震工事のため改装中

 展示品

 

【補足説明】                                          

①.入口説明板より

  大阪府指定有形文化財 田中家表屋・鋳物工場田中家は古くから鋳物を業とし、江戸時代には真鍋家より独占的営業を許され、河内国の総官鋳

物師(そうかんいもじ)として、鋳物師を統率し、枚方上之町で梵鐘、鋤鍬、鍋窯などを造っていた。

 母屋は江戸時代中期の建物で、整形4間取りであり、もとは工場との間に8畳くらいの座敷があった。

 工場は江戸時代後期の建物で、横行12間梁行5間半、火を使う仕事の性格から屋根は最初から本瓦で葺き、窓は格子となっている。内部には中央にタタラ(溶解炉)を据え、その上には笠土で塗りこめた風袋(換気孔)を設け、土間は鋳型を造る型場、土壁で仕切った裏側は踏鞴場(タタラバ)ふいご)になっている。

                                   昭和57年2月 大阪府教育委員会・枚方市教育委員会

【参考情報】

​枚方市ホームページ:旧田中家鋳物民俗資料館