ここでは、本照寺 について紹介します。
在所:富田町四丁目4-27
【ポイント】
①.宗派 浄土真宗本願寺派
②.応永34年(1427)本願寺7世存如が創建
「富田御坊」印を与える。
③.周辺には寺内町が発達。多数の古民家が現存する。
【関連写真】
本照寺全景2022_06_20 金只
標石(富田御坊本照寺)2022_06_20 金只
由緒書き2022_06_20 金只
山門2022_06_20 金只
本堂2022_06_20 金只
本堂前の広い」庭園2022_06_20 金只
山門右手手水鉢2022_06_20 金只
右手奥の鐘楼2022_06_20 金只
【補足説明】
①.門前の由緒書より
本照寺は、富山と号して浄土真宗本願寺派(西本願寺)に属する。応永34年(1427)に本願寺第7世存如が創建した富田光照寺が前身とされている。
江戸時代初期の生保3年(1646)に本願寺第13世良如の弟円従が当寺に入った際、良如自ら「富田御坊」の印を与えて、さらに本願寺の1字を与えて本照寺と改め、以後、寺内町が形成された富田において、摂津地域における本願寺派寺院の拠点として隆盛を極めた。
寛政元年(1789)には、本堂他を焼失しているが、同10年(1798)には再建、寛政8年(1796)に刊行された『摂津名所絵図』にみる本照寺境内には、本堂は焼けて未だ再建されてない姿が描かれているが、山門、東門、鐘楼は現在地にみることができ、当寺の様子を今に伝える。
また、絵図にみられるように、境内には、「富寿栄の松(フスエノマツ)」と呼ばれれ、かって国の天然記念物に指定されていた巨大な松が若々しい姿で描かれていす。
本堂は平成2年に、山門、東門、鐘楼は平成17年に市の有形文化財に指定されている。
平成18年4月 高槻市教育委員会
【参考情報】
高槻市ホームページ:本照寺