ここでは、札場の辻 について紹介します。
在所:長尾元町4丁目
【ポイント】
①.高札場のあった辻。
②.長尾陣屋前で荒坂街道から分岐して山根街道が合流し、且つ尊延寺超道方面(長尾駅→正俊寺→杉交差点)に向う交差点
③.東西南北の街道が僅かにずれてクランク状の変則交差点で、長尾陣屋の東の守り口。
【関連写真】
【概要説明】
①.菅原生涯学習市民センター 田中 史生氏の資料より
長尾集落を南北に貫き、京と河内を結ぶ旧山根街道と枚方から宇治を目指す旧宇治街道、長尾から杉・尊延寺・穂谷を経て、大和へ向う旧尊延寺超道が交わる四つ角を「札場の辻(フダバノツジ)」と言い、かって高札場が設けられてられていたため、札の辻や札場の名があります。
南北に行き交う山根街道に対し、他の街道が僅かにずれてクランク状の変則交差点となっているのは、敵の勢いを削ぎ、守りを固め易い利点があったと考えられています。