ここでは、牧野公園(牧野の桜)について紹介します。

在所:牧野阪二丁目15

【ポイント】

①.市制35周年を記念して「ふるさと枚方」らしい風景を伝承していく目的に枚方八景が制定された。

②.その枚方八景の一つとして、この「牧野公園の桜」が市民によって選ばれたた。

③.春の桜満開の時期には、近隣の花見客が押し寄せ、早朝から場所取りが行われている。

④.桜の植込みの下の芝生の中には遊歩道が設けられていて、満開の桜を仰ぎ見ながらの散策ができる。

【関連写真】

牧野阪地区

 説明板(枚方八景;牧野の桜)2013_05_13 金只   阪地区(桜の下で憩う人々)2017_04_05 金只   

 阪地区(桜の下で憩う人々)2017_04_05 金只   阪地区(桜の下で憩う人々)2017_04_05 金只   

宇山地区

 宇山地区(道路沿いの満開の桜)2017_04_05 金只   宇山地区(外周の満開の桜)2017_04_05 金只   

 宇山地区(大広場で遊ぶ大学生)2017_04_05 金只   

【補足説明】

①.牧野公園(現地案内板より)

 牧野公園は、桃山時代の華麗な建築を伝える片埜神社(牧野一之宮)のにあります。この地は、古くから由緒ある所でした。「落花の雪に踏み迷う、交野の春の桜狩」と『太平記』に書かれている交野(交野ケ原)は、この付近から南に広がっています。

 在原業平(アリワラノナリヒラ)が、惟喬親王(コレタカシンノウ)とともに渚の院を訪ね、咲きほこる桜を見て

    世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし              (新古今和歌集・伊勢物語)

と詠みました。また、藤原俊成は交野の桜を思って

    またや見む 交野のみ野の桜狩 花の雪散る 春のあけぼの

と詠んでいるように、このあたりは平安の頃から桜の名所として都の貴族たちに親しまれた。

 交埜神社の神域は、明治の頃には5ヘクタールほどあり、大阪歯科大学付近の松林は、その面影を残しています。戦後、広い神域の一部を市が譲り受けて牧野公園を造成しました。

 桜の季節には、数十年を経た桜が咲き競い、市民の憩いの広場になっています。                     昭和59年10月1日 枚方市

【参考情報】

ユーチュブ:牧野の桜