ここでは、橋姫神社 について紹介します。

在所:宇治市蓮華47

【ポイント】

①.宇治橋の守護神

  ・大化2年(646)宇治橋が架けられた際に祀り始めた。

  ・当初、橋の管理をしていた放生院敷地内にあったが、後に宇治橋西詰に祀られていた。

  ・明治3年(1870)の洪水で流失、明治39年(1906)に現在地に再建。

   ※ 同じ水の神様である「住吉社」を末社として横に祀る

   ※ 際神の「瀬織津比咩(セオリツヒメ)」は、瀬織津姫、瀬織津比売瀬織津媛とも表記される。

②.縁切りのパワースポットして有名

  ・公家の娘が、他の人を選んだ男を恨み、鬼と化して自分を捨てた男と相手の女性を次々と殺したとの言い伝えがあり。

  ・これを題材として源氏物語や平家物語にも嫉妬深い女性として登場し、宇治橋を恋人同士で渡ると別れさせられる言われてきました。

  ・最近は、不倫や浮気などの悪縁を切ってくれる「縁切りの神様」として有名になった。

   ※ 地元の宇治茶店の女主人も嫁入りの際、「縣神社側に迂回した」との話を聞きました。

【関連写真】

 橋姫神社入口2020_10_20 金只   入口の各種案内板2020_10_20 金只   

 観光案内板2020_10_20 金只   宇治十帖案内板2020_10_20 金只   

 橋姫社2020_10_20 金只   額(橋姫社)2020_10_20 金只   

 住吉社2020_10_20 金只   額(住吉社)2020_10_20 金只   

 

【補足説明】

①.現地案内板より

 古代より、水辺、特に橋は心霊が宿るところとされており、橋姫はその守り神です。

 瀬織津比咩(セオリツヒメ)を際神とする橋姫神社は、明治3年の洪水で流失するまでは宇治橋の西詰にありました。境内には橋姫神社とならんで、同じく水の神である住吉神社が祀られています。

 交通の要衛として発展してきた宇治にとって、宇治橋はとりわけ大きな意味を持っており、橋姫神社を巡って数々の伝承を生み出しています。

 また、宇治が主要な舞台となっている源氏物語の第一帖は、「橋姫」と名付けれており、橋姫神社はその古跡となっています。

②.源氏物語 宇治十帖(一)立て看板より

 橋姫

 「その頃、世に数まへられ給はぬふる宮おはしけり。」と「宇治十帖」は書きは始められる。

 光源氏の異母弟の八宮は、北の方亡き後、宇治の地で、失意と不遇の中に、二人の姫君をたいせつに育てながら、俗聖として過ごしておられた。世の無情を感じていた薫君は、宮を慕って、仏道修行に通い、三年の月日が流れた。

 晩秋の月の夜、薫君は琵琶と琴を弾かれる姫君たちの美しい姿を垣間みて、

 「あはれになつかしう」思い、

   橋姫の心をくみして高瀬さす

    棹(サオ)のしずくに袖ぞぬれぬる

と詠んで大君に贈った。

 出家をのぞまれる八宮は、薫君を信じ、姫君たちの将来をたのまれる。その後、薫君は、自分が源氏の実子でないという出生の秘密を知る。

  平成18年10月 (財)宇治市文化財愛護協会

 

【参考情報】

Wikipedia:橋姫神社

インターネット:縁切り神社