ここでは、殉職記念碑 について紹介します。

在所:枚方市中宮北町1・・・中宮団地公園入口横

 【ポイント】

①.昭和14年3月1日の禁野火薬庫の大爆発に当って消火活動に当った枚方町消防団員等16人の殉職者の遺徳をしのぶ記念碑

【関連写真】

 全景2014_07_01 金只​   案内板2014_07_01 金只​   

 記念碑2014_07_01 金只​   記念碑裏面2014_07_01 金只​   

 【補足説明】

①.記念碑刻文より

 昭和14年3月1日本町禁野区内に火災勃発する中、本町公設消防組員茨木安三、小笠原慶五郎、小路政治郎、出口義三、坂本彌市、瀧川義秀、西川重吉、丸山利吉門、田豊繁、竹内丑太郎、今堀春三、余膳繁一郎、森本藤松、山中道雄、森崎丑松並びに町会議員山本徳次郎の諸氏は決然現場に出動善く消火に奮闘し、遂に殉職す。其の行動たるや実に警防精神の発露にして衆庶の亀鑑たり以って茲に碑を建立し諸氏の遺勲を永久に讃ふ。"
                       昭和15年3月31日 枚方町建之

②.現地案内板より

 戦前、この一帯には、陸軍の兵器用火薬や砲弾・弾薬を収蔵する禁野火薬庫がありました。

 禁野火薬庫は、昭和14年(1939)3月1日午後2時45分、大爆発を起こし、火薬庫はもちろん周辺の住民に大きな被害をもたらしました。軍人・民間人を含む死者100人近くにのぼり、家屋の全半焼は821戸および多数の負傷者を出す大惨事となりました。

 この殉職記念碑は火薬庫の大爆発による消火活動等に従事して殉職した消防関係者16名を慰霊するため、昭和15年(1940)3月1日に建立されました。

 枚方市は、禁野火薬庫大爆発から50年目の平成元年(1989)に、「3月1日」を「枚方市平和の日」と決めました。