ここでは、瑠璃光寺 について紹介します。

在所:枚方市長尾元町2丁目 13-47

【ポイント】

①.八田広の開拓当初に出土した薬師如来を祀る薬師堂の守りをするため明暦3年(1657)に開創されました。

②.瑠璃光寺は、元々は尼寺瑠璃光庵であった。

③.今は、曹洞宗正俊寺末の僧寺である。

④.塀に沿った道は、枡形に曲がりくねった形に造られている。

【関連写真】

 正面全景2015_05_01 金只  山門2015_05_01 金只  

 標識2015_05_01 金只  本堂2015_05_01 金只  

 裏側の升型道路2015_05_01 金只  境内の井戸2015_05_01 金只  

【補足説明】

①.菅原生涯学習市民センター 田中 史生氏の資料より

 瑠璃光寺は、今でこそ曹洞宗正俊寺末の僧寺ですが、元々は尼寺瑠璃光庵であったもので、八田広の開拓当初に出土した薬師如来を祀る薬師堂の守りをするため、明暦3年(1657)に開創されました。

 現在は大半が府道杉田口禁野線に吸収された宇治街道(枚方道)が、既製服団地の東で、一直線に長尾元町集落に入る突当り、瑠璃光寺の塀に沿って、クランク状に曲がりくねる場所が遠見遮断の枡形です。

 枡形とは、見通しを遮断し、外敵の侵入を防ぐとともに防禦線を容易にするため、道路を故意に曲げた場所で、城の縄張りや宿場町などにみられます。ここ長尾では、久貝氏の陣屋の東西、この瑠璃光寺付近や旧山根街道や尊延寺超道が交差する札場の辻にあり、陣屋を危難から防御する意図が感じられます。