ここでは、枚方田中邸のむく について紹介します。

在所 枚方市山之上3 
種別 府指定文化財 天然記念物
指定 昭和45年02月20日
所有 枚方市

【ポイント】

①.この樹は、高さ約21m、幹の周り約5.4mあり、大阪府指定天然記念樹。

②.ニレ科の落葉喬木で、樹齢600年~700年(鎌倉時代)と伝えられてます。

③.鋳物を磨く時にこの葉を使用した。

④.秋には甘い実がなり、椋鳥がその実を好む。

⑤.淀川を航行する船の目印になっていた。

【関連写真】

  椋木2012_10_31 金只  案内板2013_02_05  金只

【補足説明】

①.現地案内板より

 ムクノキ(椋の木)はニレ科の落葉喬木です。葉の表面はざらざらしており、鋳物製品の研磨に用いられたとされ、鋳物師あるところムクノキありといわれています。

 田中家は代々、河内鋳物師として鍋・釜や梵鐘などを製作しており、この木は枚方金屋のシンボルでした。

 樹齢600~700年、樹高21m、幹周り5.4m(地上から1.3mの高さで計測)で、枝張りは東西16.4m、南北17.5mにもおよびます。

 全形をとどめるむくの巨樹は大阪府下でも珍しく、昭和45年(1970)大阪府の天然記念物に指定されました。    2012年10月  枚方市教育委員会