ここでは、枚方田中邸のむく について紹介します。
在所 | 枚方市山之上3 |
種別 | 府指定文化財 天然記念物 |
指定 | 昭和45年02月20日 |
所有 | 枚方市 |
【ポイント】
①.この樹は、高さ約21m、幹の周り約5.4mあり、大阪府指定天然記念樹。
②.ニレ科の落葉喬木で、樹齢600年~700年(鎌倉時代)と伝えられてます。
③.鋳物を磨く時にこの葉を使用した。
④.秋には甘い実がなり、椋鳥がその実を好む。
⑤.淀川を航行する船の目印になっていた。
【関連写真】
【補足説明】
①.現地案内板より
ムクノキ(椋の木)はニレ科の落葉喬木です。葉の表面はざらざらしており、鋳物製品の研磨に用いられたとされ、鋳物師あるところムクノキありといわれています。
田中家は代々、河内鋳物師として鍋・釜や梵鐘などを製作しており、この木は枚方金屋のシンボルでした。
樹齢600~700年、樹高21m、幹周り5.4m(地上から1.3mの高さで計測)で、枝張りは東西16.4m、南北17.5mにもおよびます。
全形をとどめるむくの巨樹は大阪府下でも珍しく、昭和45年(1970)大阪府の天然記念物に指定されました。 2012年10月 枚方市教育委員会