神田天満宮(かみだてんまんぐう)

【所在地】

寝屋川市上神田2-2-2

【ポイント】

①.祭神

 ・菅原道真(1)

②.沿革

  •  貞享3年(1686)の調査に、往昔より鎮座していたとある(それ以前から存在)(1)
  •  もとは、下神田天の淵の東に鎮座し、旧四宮村上島頭(現門真市千石西町)の氏神と川を隔てて相対していた(1)。上島頭の氏神の祭りのときには、当神社から御幣を借り受け、終わると当神社に納めていた(1)
  •  万治2年(1659)に、現在地(上神田1番地)に遷座した(1)

③.境内の大楠は樹齢800年、幹回り10m、樹高30m(1)

④.境内末社の稲荷社は、寛文年間(1661-1673)に煙草屋八兵衛が創建、文久年間(1861-1864)に当神社境内に遷座(1)

⑤.境内末社の愛宕神社は、明治初年(1868)に本念寺から当神社境内に移転(1)

⑥.隣地の禅寺・吉祥院は、神田天満宮の神宮寺だった(1)

【関連写真】

 一の鳥居と標柱2023_05_10 金只   手水舎2023_05_10 金只   

 二の鳥居2023_05_10 金只   神牛2023_05_10 金只   

 拝殿2023_05_10 金只   本殿2023_05_10 金只   

 社務所2023_05_10 金只   入口の案内板(千年くす)2023_05_10 金只   

 稲荷社2023_05_10 金只   

 

【補足説明】

①.入口の案内板より

 神田天満宮の「千年くす」

 市内の神社や寺院の境内には、大樹や老樹が大きく枝を広げています。なかでもここ神田天満宮の大クスは「千年くす」と呼ばれる市内随一の古木で、『昔、楠木正成が出陣のとき、このクスの下で陣をはった』という伝承を残します。

 高さ約20m、周囲10m、樹齢は1千年前後と推定され、昭和47年(1972)3月、大阪府の天然記念物に指定されました。

 しかし、近年は衰弱が目立ち、昭和58年(1983)いらいの本格的な蘇生作業により樹勢を盛り返しつつありますが、まだまだ安心できない状態にあります。

 当神社では、このクスの他に市の保存樹に指定された3本のクスとイチョウが育っています。

    寝屋川市

【参考情報】

  1. 神田天満宮」大阪神社庁第三支部、2014年10月13日更新