ここでは、若宮八幡宮 (杉)について紹介します。
在所:杉一丁目31-15
【ポイント】
①.元は、津田城主の守護神として若宮八幡宮(応神天皇の子)を祀る。
②.明治5年厳島神社に合祀。
③.明治12年復社。
・祭神;住吉3神(ウワツツノオ命・ナカツツノオ命・ソコツツノオ命)
・末社;若宮八幡宮・・・仁徳天皇(応神天皇の子)
この時から住吉3神を祀ることになり、現在に至る。
裏には、「八幡」と「琴ヒラ」の小さな祠がある。
④.土蔵は、平成元年修復。
【関連写真】
【補足説明】
①.インターネット情報
津田城主が守護神として崇拝していた。
明治5年の神社整理統合で厳島神社に合祀されたが、同12年に現在地に復社したとある。
津田城主の守護神としては八幡大神が似つかわしいが、現祭神とは異なる。
若宮神社・拝殿
若宮神社・本殿覆屋
古くから住吉3神を祀るのであれば、当地区に多いニギハヤヒを祀っていたのが、平安の頃に住吉神に替わったのがもしれない。
社殿など、一見してだいぶ荒れている。
※末社--天満宮・稲荷神社・石祠2基
本殿の裏に天満宮・稲荷社がならび、その右に小さな石祠が2基並んでいる。
社名などほとんど摩耗して判読困難だが、かろうじて左の祠は“八幡”、右のそれは“琴ヒラ”と読める。
左の八幡祠が津田城主が崇拝したという若宮八幡で、神社整理により住吉大神が勧請されたため、末社とされたのかもしれない。
②.若宮神社は、第16代仁徳天皇を祀った神社・・・Wikipediaより
第15代 応神天皇を祀った神社が八幡宮と呼ばれているのに対して、その第2子である大鷦鷯命(オオサザキノミコト)が第16代の天皇に即位され、その仁徳天皇を祀った神社は『若宮八幡宮』と呼ばれている。
※ 古事記では品陀和気命(ムダワケノミコト)、一般には八幡大神と称される神様の御子神でいらっしゃいます。本来、応神天皇の長兄であった菟道稚郎子(ウジノワキイラツコ)が天皇の御位につかれるところでしたが、時の趨勢により弟神である大鷦鷯命(オオサザキノミコト)が即位され、第16代仁徳天皇となりました。
※ 菟道稚郎子は、宇治市の宇治神社に祀られている。