ここでは、茄子作遺跡 について紹介します。
在所:茄子作二丁目27
【ポイント】
①.昭和49年から発掘調査(宅地造成に先駆け)
②.範囲は茄子作2丁目~4丁目
③.遺跡情報・・・インターネット情報(枚方市教育委員会)
・遺跡の時代:弥生、古墳
・遺跡の種類:集落跡
・遺物:石器(石包丁)、弥生土器、土師器、須恵器
④.この公園内では、一辺約12mの方形周溝墓が出土、埋め戻し。
【関連写真】
【補足説明】
①.現地説明板より
ここは、弥生時代終末頃(期限3世紀代)の人々が住んでいた集落跡です。宅地造成に先立つ発掘調査では、13棟の竪穴式住居跡の他、井戸や大溝、そして土擴墓(ドコウボ)や方形周溝墓(ホウケイシュウコウボ)が出土しました。
出土遺物としては、壷・甕・高坏(タカツキ)・器台(キダイ)の弥生式土器や砥石といった生活に伴う用具が多量に出土しています。
茄子作遺跡の範囲は、茄子作2丁目から、不動を隔てた茄子作4丁目にかけての、広い範囲に及んでおり、この公園には、昭和49年の第一次調査で検出した、一辺約12mの方形周溝墓が埋め戻して保存されています。 2003年11月 枚方市教育委員会
②.インターネット枚方市教育委員会文化財情報より
天野川左岸の台地上に広がる弥生~古墳時代の集落の遺構です。方形周溝墓(ホウケイシュウコウボ)の濠から大量の弥生土器が発見されたほか、「韓式系土器(カンシキケイドキ)」とよばれる土器が出土する竪穴住居も見つかりました。方墳は、主体部は消滅していましたが、周溝内から須恵器と埴輪がこわされた状況で出土しました。出土遺物の中には、中河内地方=生駒山の西の麓の土器があり、旧河内湖付近のむらとの交流が考えられる遺跡です。
【参考情報】
インターネット:発掘された日本列島2006・・・6件目で紹介されている。