ここでは、西遊寺 について紹介します。
在所:八幡市橋本中ノ町46
【ポイント】
①.浄土真宗寺院。
②.開山は、北条氏康の次男感誉上人である。
③.法然上人由緒地橋本寺を現在地に移す。
④.二世欣誉上人が感誉上人の西国遊歴にちなんで寺号を西遊寺とす。
⑤.慶長5年、徳川家康公の朱印を受領し別格本山として栄えた。
⑥.観音堂の木造天部形立像『伝帝釈天立像』は、八幡市指定文化財である。
【関連写真】
【補足説明】
①.現地案内板より
当山は、普現山 聖善院 西遊寺と称し、行基大僧正ゆかりの寺を起源とする。開山上人は、感誉上人で、小田原城主北条氏康の次男である。元亀元年(1570)氏康公の命により上洛して、この地の法然上人八幡宮参篭の由緒地橋本寺に留まり天正元年奥橋本山から現在の地に移し創建した。当山二世欣誉上人は師の西国遊歴の縁起により寺号を西遊寺と改められた。慶長5年、徳川家康公より朱印5石3斗を給わり法灯盛んとなって別格本山として末寺九ケ寺を擁するようになった。
②.八幡市指定文化財
木造天部形立像『伝帝釈天立像』
・平安時代(13世紀前半)の作 像高148cm
・本躰木造(カヤ材)一木造。彫眼。呉粉地彩色。
・本像は、西遊寺観音堂に客仏として安置されているが、もと男山の地主神社であった狩尾社に付属する。
帝釈天堂に伝来し、明治11年(1878)神仏分離令に伴う廃仏毀釈によって西遊寺に移座された。
平成16年 秋 八幡市郷土史会
【参考情報】
ホームページ:西遊寺