ここでは、達磨堂圓福寺 について紹介します。
在所:八幡市八幡福禄谷153
【ポイント】
①.天明3年(1783)3月石清水八幡宮別当田中家より達磨の古尊像等を譲り受け、
同年6月には浅井周斎居士より八幡幣原谷の土地の寄進を受け、臨済宗最初の専門道場である江湖道場円福寺を建立
②.八幡市・枚方市にまたがって3万坪の敷地。
③.禅宗修行道場のため、拝観は4月20日と10月20日の万人講当日のみ。
④.本尊の達磨大師坐像は重要文化財。
【関連写真】
【補足説明】
①.現地案内板(円福寺)より
天明年間(1781~88)斯経(シケイ)禅師により開創された臨済宗妙心寺末の修行道場である。山門・座禅堂等を備えた伽藍は、江戸時代末頃より整備され、現在も専門修行道場として、その規模を誇る。
当寺所有の達磨大師像は、重要文化財に指定され、座高82センチ、檜材寄木造り、玉眼〇入の鎌倉時代の作である。この像は、もと大和国達磨寺から八幡に移り石清水八幡宮社務田中家に秘蔵されていたもので、文化4(1807)年妙心寺海門和尚が譲り受け当寺に安置した。
同じく重要文化財の大般若経は、奥義はないが書風より奈良時代前期の写経といわれ、薬師寺の印をもち、もと奈良の薬師寺に伝わったものであった。一部、鎌倉・室町時代の補写がある。
1992年3月 八幡市教育委員会
【参考情報】
ホームページ:円福寺(縁起)