ここでは、達磨堂圓福寺 について紹介します。

在所:八幡市八幡福禄谷153

【ポイント】

①.天明3年(1783)3月石清水八幡宮別当田中家より達磨の古尊像等を譲り受け、

 同年6月には浅井周斎居士より八幡幣原谷の土地の寄進を受け、臨済宗最初の専門道場である江湖道場円福寺を建立

②.八幡市・枚方市にまたがって3万坪の敷地。

③.禅宗修行道場のため、拝観は4月20日と10月20日の万人講当日のみ。

④.本尊の達磨大師坐像は重要文化財。

【関連写真】

 東高野街道に面した入口」2021_02_25 金只   街道横の納骨堂・墓地2021_02_25 金只   

 標柱(達磨堂艶福禅寺)2021_02_25 金只   林間の参道2021_02_25 金只   

 案内板(円福寺)2021_02_25 金只   標柱(西国三十三ケ所順拝道)2021_02_25 金只   

 西国三十三ケ所順拝道2021_02_25 金只   山門2021_02_25 金只   

 本堂と十三重石塔2021_02_25 金只   鐘楼2021_02_25 金只   

 修行道場を囲む蔵塀2021_02_25 金只   立入禁止の標柱2021_02_25 金只   

 

【補足説明】

①.現地案内板(円福寺)より

 天明年間(1781~88)斯経(シケイ)禅師により開創された臨済宗妙心寺末の修行道場である。山門・座禅堂等を備えた伽藍は、江戸時代末頃より整備され、現在も専門修行道場として、その規模を誇る。

 当寺所有の達磨大師像は、重要文化財に指定され、座高82センチ、檜材寄木造り、玉眼〇入の鎌倉時代の作である。この像は、もと大和国達磨寺から八幡に移り石清水八幡宮社務田中家に秘蔵されていたもので、文化4(1807)年妙心寺海門和尚が譲り受け当寺に安置した。

 同じく重要文化財の大般若経は、奥義はないが書風より奈良時代前期の写経といわれ、薬師寺の印をもち、もと奈良の薬師寺に伝わったものであった。一部、鎌倉・室町時代の補写がある。

    1992年3月   八幡市教育委員会

【参考情報】

ホームページ:円福寺(縁起)