ここでは、重要文化財(養林庵書院) について紹介します。
在所:京都府宇治市蓮華115
【ポイント】
①.慶長6年(1601)に伏見桃山城より移建。
②.元は細川忠興の作といわれる随所に桃山洋式を残す。
③.更に、移築後松花堂昭乗、狩野山雪工房、山楽の作品を加えて稀に見る茶室が完成。
【関連写真】
浄土院脇門の案内板2020_09_15 金只
案内板(養林庵書院)2020_09_15 金只
南側入口2020_10_20 金只
南側広場塀越しの屋根2020_10_20 金只
【補足説明】
①.現地説明版より
重要文化財 養林庵書院
単層入母屋造檜皮葺
養林院書院は慶長6年(1601)如傳和尚が伏見城より移建したと伝えられる。
広縁中央には寛永の三筆の一人松花堂昭乗による養林庵の扁額がかかり、内部には狩野山雪工房による襖絵「〇に梅図」、山楽による床壁絵「雪景楼閣山水図」が描かれている。落ち着いた書院と仏間、茶室という三つの要素を持ち、随所に桃山洋式を遺す
細川山斎(忠興)の作といわれる洗練された平庭枯山水と見事に調和する。