ここでは、長尾不動明王 について紹介します。

在所:正俊寺境内

【ガイドポイント】

①.正俊寺が創建時、観音堂の脇仏として奉安。

②.平安時代の木造像は老朽化し、平成17年に石像で復元。

③.不動明王像のいわれ。

 ・右手の不動剣;憤怒(フンヌ)、瞋恚(シンイ)、愚痴(グチ)を切り払う。

 ・左手の縄  ;迷いの道に堕ちらん時衆生を縛る。

 ・光背の火焔 ;一切の煩悩を焼き尽くす降魔。

【関連写真】

  全景2014_08_13 金只​  長尾不動明王2013_05_31 金只

  観音堂2014_08_13 金只​  観音様2014_08_13 金只

【補足説明】

①.現地案内板より

 正俊寺が創建された頃、當寺守護神として、観音堂を建立そのおり脇佛として役行者と共に不動明王が奉安されました。

 平安時代の御木造作で老朽荒廃が著しくなり平成17年に石像にて、不動明王を再復元致しました。

 不動明王とは、別名大日大聖大元帥明王とも廣野鬼神とも云われる仏様です。

 不動明王を中心に、降三世(グウサンズ)、運茶利(グンダリ)、大威徳(ダイイトク)、金剛夜叉(コンゴウヤシャ)の四明王を東西南北に配し五大明王とも呼ばれています。五大明王には、八大の眷属童子が忠臣として付き添っています。

 不動明王は、右手に憤怒(フンヌ)、瞋恚(シンイ)、愚痴(グチ)をを切り払う不動剣、左手は迷いの道に堕ちらん時衆生を縛る索((サク))縄)を持ち、一切の煩悩を焼き尽くす降魔の大火焰を光背に扮(ヨソオ)されたお姿で、脇侍には温厚な羯罹(コンガラ)童子、誠実剛健な制吁迦(セイフ)童子が護持しておられます。

 當寺の不動明王は長尾不動と呼ばれ、その昔より霊験あらかたと人々に親しまれ、心願成就、災難促○、病気平癒、学業成就、交通安全等、願いを叶えてくださる御不動様として、参拝される方々が有り、特に28日の縁日には、祈願、祈祷をなさる方、又御利益が授かり御礼詣りの方々が大勢参詣されます。

                        不動心中心呪 ノウマクサンマンダバサナン・カーン