2018年度にメディア社会学科に入学した学生から新カリキュラムの授業を行っている。

<入門科目>

2年次までに最低3つ(6単位)の授業を履修する必要があるが、1年次に4つ8単位の履修が推奨される。どの授業も午前中に実施する。内容は2018年度のもの(担当教授は2019年度と同一)を取り上げる。

・メディア研究法入門A:春学期に別府三奈子が担当。質的調査法を中心に取り上げる。授業計画として、前半は送り手やコンテンツの種類について、映像資料や印刷資料を用いて取り上げる。後半はメディア研究に必要な知識、手法について、グループワークを行う。成績はリアクションペーパー+GWレポート課題:期末試験(授業の振り返り論述、授業内の知識問題)=40:60で評価する。

・メディア研究法入門B:秋学期に宇野斉が担当。量的調査法を取り上げる。第1回の授業で、基礎演習の担当先生ごとにグループ分けを行い、テーマ設定、先行研究を開始する。毎回の授業進行としては、前半に質的調査で必要な知識を先生が取り上げ、後半にグループワークの形態をとる。グループワークではグーグルのclassroomを利用。(先生も見れる状態であり、そこでの活動も成績評価に含まれる。)内容の区切り目ごとにグループ毎のプレゼンテーションを行い、相互評価をとる。グーグルフォームを利用したアンケートは11月中旬ごろの授業内で実施。成績は平常点(出席、授業支援システムのコメント、グループワークでの頑張り等):グループレポート:グループ間相互評価:グループ内相互評価(授業の最終回後実施):期末試験(授業内容、コメントに即したマークシート問題)=30:20:10:10:30で評価する。

・メディア社会入門Ⅰ(旧科目:メディア社会論Ⅰ):春学期に津田正太郎が担当。メディア社会を勉強する上での基礎知識を取り上げる。中盤では担当教授の専門分野である、第二次世界大戦時のプロパガンダについても取り上げる。成績は期末試験(授業内容・教科書の内容に即した選択肢問題+授業内容に即した論述問題)=100で、リアクションペーパーが授業内で採用(授業冒頭のフィードバック)されれば特別点を加算する。なお旧科目の「メディア社会論Ⅱ」は、2年次からの学科共通科目「社会問題とメディア」として受けられる。

・メディア社会入門Ⅱ:秋学期に藤代裕之が担当。授業計画として、前半はメディアの世界で働いている方を特別講師に迎え、現在のメディアの状況について講義する。後半はメディアを利用した社会問題の解決法についてグループワークで考え、最終回にポスターを利用しながら発表する。成績は平常点(出席、授業前半のリアクションペーパー・ディスカッションの貢献度、中盤に提出するノート、グループワーク中のレポートなど):最終回の発表(学生同士の評価で決定)=40:60で評価。第1回のガイダンス出席が必須。授業内での私語は退場(欠席扱い)となる。