旨かったので思わず友人に手紙を書いた

 

「はたごんぼ」のお茶を飲みました。このはたごんぼ、ポリフェノールの量が普通の牛蒡より多いらしいです。それは、こちらの地層が粘土で、牛蒡の育成をいい具合に妨げるので、太く、長く、皮の厚い牛蒡になるそうです。くにぎの姉さんたちの作っている「はたごんぼで作ったごぼう茶」はお湯を注ぐとすぐに出て、土の香りが強いです。
森康商店の「はたごんぼ茶」の方は無農薬の有機栽培だそうです。そして、医学部の先生と一緒に機能性を調べたそうです。実際に飲んでみると、何杯でも飲めて、なんとも満腹感を覚えるので炭水化物を食べたい気持ちが抑えられるかもしれません。

茶殻は焙煎した牛蒡なので、そのまま何かにふりかけてもイケるし、炊き込みご飯に入れたら最強かもしれません。醤油と味醂で炒めたらきんぴら牛蒡のようなものになるかも。クッキーに混ぜたりもありかな。

 


姉さんたちは農事組合法人くにぎ広場・農産物直売交流施設組合の加工部の働き者の皆さん。森康商店の森岡さんは、組合の立ち上げに最初から関わっていらして、自分の責任で有機栽培を始めてお茶を商品化をして広めた人です。和歌山県の推薦で農林水産省食料産業局長賞を受賞されています。

http://www.city.hashimoto.lg.jp/hashimototaikan/taberukau/hatagonbo/hatagonbonituite.html

 

ポリフェノールと食物繊維

ポリフェノールと食物繊維で、抗酸化作用つまり、血流の促進と肥満解消に役立つのかなと。これが橋本のブランドもして橋本を知らせる武器になるといいですね。このはたごんぼ、江戸時代に、高野山に料理や材料と料理人を高野山に届けた、学文路の、西畑、東畑で栽培されていて、この土地だけの特産だそうです。「はたごんぼ」というのは「はたの人」と地元で、呼ばれる西畑、東畑の人たちだけが伝えたもの。一度途絶えたものを、地元の皆さんが復活させたそうです。秋に雑事のぼりとして担ぎ上げたのを黒河道(くろこみち)を使って、行事として再現させた皆さん。素晴らしいと思います。

 

なぜ「はた」なのか

はたという言葉は高野山の畑を指した言葉かもしれません。西畑、東畑は、高野山寺領の西の畑、東の畑で、はたの人は、高野山寺領の畑の人たちという意味でではないでしょうか。高野山の寺領という言葉が省略されたものと感じました。はたごんぼのお茶は、生のはたごんぼを届けられないけど、これでお土産にできるので、嬉しかったです。「はたごんぼ」いい言葉でしょう。抗酸化作用と食物繊維。普段から牛蒡を食べるのも大事ですね。