三峰川 について知っていることをぜひ教えてください
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駿河国、遠江国、信濃国の三つの国に連なる峰を源流とすることから名付けられたと言われる。
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東高遠の南端を西に流れている。高遠城址より上流の方では勝間川という別称があり、対岸に勝間があるからと考えられる。また、弁財天川という別称の記載も見られる。
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古くは二歩川、二部川という表記が見られる。また、壬生川の表記も見られる。
【大日本地名辞書中巻二版】
伊奈村の東なる渓流にして、高遠、藤澤等の數村邑、此山谷に散在す。
三峰川は赤石山脈に幷行せる縦谷にして、荒川嶽に發源し、北流數里、(此間を入之谷と云ふ)高遠に至り、山室川、藤澤川(幷に北方より流下す)を幷せ、西に屈折し、二里半にして天龍に入る。山谷の形状頗紛雜し、地質圖に據れば、太古界の片麻岩系、結晶片岩系が、古生層と相交りて構成したる地方とす。
【木の下蔭】
城南の麓を流るゝ荒川を三峯川といふ源は駿遠信の三つに連なる岳の嶺より落つるゆへに名づく山河中にては大河といふべし水清うして流早く末は天龍川へ落つる城下のうちにても上にては勝間川といひ下にては瓣才天川といふ夏は納涼の地又春夏秋冬入山より薪を流し出すますらをのいとなみ詠める一つなるべし
汗をこの川へ流して涼かな 万川
流し木やとりとり賤か冬かまえ 友聲
なかし木や落葉漕き行く川の面 清林舎亮風
流し木や落葉にからむ水の骨 素杉
流し木や先のせわしき師走川 黒沾