白兎橋(高遠城址) について知っていることをぜひ教えてください

  • 廣瀬省三郎が法憧院曲輪を買い上げ公園として寄付した際に、曾祖父の廣瀬治郎左衛門の俳号の白兎に因んで命名したことに由来する。

  • 最初は昭和9年(1934)に架けられ、現在の橋は昭和45年(1970)に架けられた。永久橋(鉄筋コンクリート製の橋)への架け替えは廣瀬省三郎の遺訓に従い、遺志金によったものとされる。

  • 南アルプスの仙丈ヶ岳や中央アルプスの木曽駒ケ岳が見える展望ポイントである。

 

【写真解説】

  • 独立柱となっている親柱が1934年の架設時の親柱と考えられる。エキスパンションジョイント内の丈の低い親柱は、擬木の欄干や橋桁とともに後年の1970年架設時のものと考えられる。
  • 古い親柱には「廣瀬白兎」「はくとけう」「昭和九年竣工」「波久止計有(はくとけう)」などの陰刻が読める。

古い親柱が残る白兎橋

味がある親柱の銘

白兎橋の夜