平尾の十三塚

平尾2丁目83−12 HP city.inagi.tokyo.jp

平尾・ 白鳥  十三塚

稲城市平尾住宅の南側、川崎市白鳥との境に十三塚があります。

塚の高さは1m前後の小さいものであり、山林の中にあるために、現在その所在の確認はなかなか困難な状況です。

塚は境界線上に東西方向に一直線に並んでおり、13基のうち中央の塚が他に比べて若干高い典型的な十三塚の形態をしています。

昭和34年と43年に調査が行われたが、遺物は発見されなかった。

塚築造の目的及び時期については明らかでないが、一般的には中世における供養塚の性格が強いと考えられている。この十三塚は東京都に現存する唯一のものである。

(元々この地は鶴見川水系のため稲城市の平尾は神奈川側の領地であった。その為、東京側に無い十三塚と言う風習があったのではないかと言う説。尚、入定塚の供養塚と言う説もある。)

・入定塚の約70m東側に十三塚(じゅうさんづか)が有ります。川崎市境の尾根上に、高さ25㎝から150㎝程の小さな13基の塚が一直線に並んでいます。13基の中では中央部の塚が一つだけ高く典型的な十三塚の形をしています。昭和34年、43年に発掘調査が行われましたが、遺物は何ひとつ発見されていません。現在のところ他地域の調査事例などから、入定塚と同時期の中世の供養塚と考えられています。

現在の十三塚は、山林の深い藪の中にあり、残念ながら塚の形状を確かめる事はできません。

※東京都に現存する唯一の塚とのこと。

郷土資料室では入定塚と十三塚の写真や実測図を展示していますので、是非ご覧下さい。(ふれんど平尾2F)

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