三原山を見渡す外輪山に山頂口展望台がある。ここに、今はお一人になってしまったけど、品のいい姉さんがご自分で染めたり、磨いたりして作った椿の実お土産屋さんがある。

山の話、人の話、島のことを話しているうちに、姉さんの染めた実を一ついただくことにした。
話しているうちに、なんでも書いてくれるのだけど、伊豆大島って書いてもらった。彫刻刀で5ミリ角の小さな文字。



眼下に広がりを見せるカルデラは約1500~1700年前の数回の大噴火によって形成されました。今立っている外輪山は当時1000mほどの富士山のような姿をした成層火山でした。大噴火、岩なだれ、陥没でこのカルデラが出来ました。カルデラ床に鎮座する山が1777年の安永の大噴火でできた三原山です。左側の高まりが剣ガ峰、右端が1950~1951年の中噴火でできた三原新山758mで、1986年の中噴火でさらに6m高くなり764mとなりました。その後の測量で2006年に758mに書き換えられました。235年前の三原山誕生からカルデラ内への溶岩の流出は3回ありました。斜面の黒い筋模様は1986年溶岩、手前の平坦で緑に覆われている部分は1950~1951年溶岩、カルデラ床左側の高まりが1777~1778年安永の大噴火の溶岩です。