●神社の起源

 

社の裏山に城を築いた山本」氏が、奈良の春日大社から勧請したとされている。

創建は定かではないが、334年前の1683年に元は山を背にした南向きであったが東向きに改めたとある。また、485年前の天文年号1532年の入った(のりと)が残されている。

祭神は一の殿に武甕槌命(たけみかづちのみこと)をはじめ四神が祀られている。

各字の宮社の字神は明治41年の神社合祀令によって、春日神社に移動し、集められた。

●神社の概要

神社のご神木である樟は、樹齢500年といわれ町の天然記念物に指定されている。

境内には芝居小屋があり、毎年10月13日の祭には芝居が行われている。なお、この芝居は江戸時代中期から始まったとされている。

その芝居小屋で459年前の永禄年間から踊られている一ノ瀬踊りは、山本城主の凱旋を祝った踊りと戦で倒れた人々を弔う念仏踊りがあり、和歌山県の無形文化財に指定されている。