2016年3月23日の昼です。
昨日の午後に和歌山に桜の開花宣言が発表されました。
今日は、LocakWiki3月カレンダーの背景画像にその様子を写真に使いたいと思い、
会社の昼休みを利用して、紀三井寺に写真撮影にやってきました。
桜の開花宣言の仕組みは、各県に存在する標本木を気象庁の職員の方が目視で確認し、
その木に5、6輪の花が咲いた日にその県の開花を宣言するというものです。
和歌山の場合は、紀三井寺本堂の前の一本が標本木になっています。
さて、その様子を見て絶句しました。
まず1輪も見つかりません。ツボミはおそらく1,000個くらいあるように見えます。
そして、逆光が強くて肉眼では黒いシルエットしか見えません。
時刻は12時40分、このままでは昼休憩が終わってしまいます。
意を決して、近くの巫女さんに聞いてましたが「わかりません」との回答。
事務所に電話して聞いてみたところ「住職ならわかるのですが、昼食で外出中です」との回答。
もう無理だ!ともかく適当に写真を撮って、帰ってから見たら奇跡的に映ってるかもしれない!
その時、近くで同じによう標本木の周りをウロウロしている姉妹を発見しました。
悲しみを共有したくて声をかけました。「そうなんですよ、見つからないですよねえ」と妹さん。
「あ、あった!」とお姉さん。「何処ですか?何処ですか?」「ほら、あの屋根の境目のところですよ!」
と、いうわけでなんとか1輪を写真に収めることができました。
現在の時刻は、12時55分です。
会社まで猛ダッシュで戻りました。
その後、撮った写真を自宅で見直して、なんと7輪見つけることができました。
めでたし、めでたし。