あら川の桃とは、和歌山県紀の川市桃山町で栽培される桃ブランドです。
特許庁登録番号(第2684954号/第2684953号)
商標はあら川の桃振興協議会で管理されています。
栽培の起源
桃山町の前身であるあら川での桃の栽培は元禄年間、時代でいえば江戸時代、将軍綱吉の時代。和歌山を治める紀州藩主は3代藩主徳川綱教(つなのり)の時代までさかのぼるといわれています。文献としては1782(天明2年)段新田の旧家村垣家の弥惣八が摂津国池田庄から桃の木を導入したとされています。
栽培されている主な桃の品種
桃山白鳳/日川白鳳/八幡白鳳/白鳳/清水白桃/川中島白桃
桃の栽培
(主な作業)
摘蕾(てきらい)・摘花(てきはな)
摘蕾は、開花による貯蔵養分の消耗を抑え、新梢(しんしょう)の伸長や果実の発育をよくする。摘蕾の季節は3月中旬から下旬。蕾が膨らみその頂端に赤みが見えはじめた頃におこなう。摘蕾・摘花は、原則として花粉をもつ品種(桃山白鳳/日川白鳳/八幡白鳳/白鳳/清水白桃)におこなう。川中島白桃には花粉がなく人口受粉する必要があるので摘蕾・摘花はおこなわない。
人口受粉
花粉を持たないか少ない品種では、受粉樹を混植するか、人口受粉をしないと結実しない。受粉樹には、開花期がほほ同じか少し早い花粉量の多い品種が用いられる。
摘果
摘果作業は高品質生産に欠かせない。果実の変形を防ぐ為、一度におこなわず、あら摘果・予備摘果・仕上げ摘果にわけておこなわれる。
袋掛け
収穫
剪定
(その他の作業)
かん水
土づくり