産土神社の雨樋(あまどい)の下に備え付けられている盥漱盤(かんそうばん)です。
盥漱盤(かんそうばん)とは、お参りの時に口を漱(すす)ぐ水を入れる鉢のことです。
同じような字を書く盥掌盤(かんしょうばん)は、手を洗う水を入れる鉢のことです。
詳しくは、localwiki盥漱盤(かんそうばん)にて。
さて、この盥漱盤(かんそうばん)は、もともと本来の目的どおり参詣者が口を漱ぐために
本堂の前に設置されていたそうです。
それが、いつの時代か、お寺に雨樋(あまどい)をつけたときに、したで雨水を受けるための
桶として移動してきたようです。